第14回インディノーズボーン(Indy Nose Bone)(インディをして、左足を伸ばす)

 テールグラブはボーンが入れられるようになりましたか? そしたら、インディノーズボーンもそんなに難しい技じゃないですよ。

 まず、テールグラブノーズボーンのときにやった、空中で足を伸ばす動作という感覚が重要になります。要するに、空中にいる間に何かしら動作をするという、言い換えれば『余裕』ですよね。初めてベーシックエアをやったときのことを思い出してみて下さい。キッカーが近づくにつれて頭の中が真っ白になり、飛んだら飛んだで、あわわわわっって感じだったのではないでしょうか。今はもう違いますよね。慣れてくると、空中って思ったより時間があるもんだと感じられるようになってきたはずです。

 はてさて、ややこしい話から入りますと、インディノーズボーンには2種類あります。大まかに分類して、という意味でですけどね。細分化すれば、ワンメイカーの数だけスタイルはあると言っても過言ではないんですけど。

 この2種類の大きな違いは、右ヒザ(レギュラーの場合)の位置です。第7回でインディグラブをしたときには、両足の間に右手を下ろしてグラブしましたよね。2種類のうちのひとつは、これと同じです。右ヒザの位置が、右手より外側(右側)にありますよね。これをアンダーと言います。真下をグラブするからです。それに対応する、アラウンドというのがあります。どうやるかと言いますと、右ヒザの外側から、さっきと同じ所をグラブするのです。体育座りのとき、自分のヒザを抱くようにして座りますよね。あんな感じだと思って下さい。ジョン・トーマスという人が最初と言われていて、JTエアとも呼ばれます。

 まあとにかく、やってみましょう。最初は普通のインディと同じようにアンダーでいきましょう。スピードを出さずに行きましょう。(説明はスタンダード(レギュラー)の場合です。グーフィーの方は、左右を置き換えて読んで下さい)

  1. 力を抜いてしゃがみ込みます。
  2. リップの端までテールを残し、しっかりオーリーします。
  3. 足を胸元まで引き付け、同時に右手でトゥエッジ側の両足の間をグラブします。
  4. 左手を大きく左側に振り、胸を正面に開き、左足を右前方に伸ばします。
  5. 左手を戻すと同時に右手を離し、力を抜いて足を伸ばします。
  6. 着地(両足同時)。

 1、2の動作に、そろそろ変化をつけてみましょう。2の時に、今まではキッカーの前から飛ぶ形を作るイメージでしたが、キッカーとオーリーに慣れてきたら、キッカーをリップの先までボードのテールまでしっかりと使って少しの力でも大きなオーリーがかかるようになればいいですね。

 3の動作は、普通のインディとほとんど変わりません。しかし、あんまりのんびりグラブまでに時間がかかると、その後の動作の時間がなくなってしまいます。サクッとグラブまでをオーリーからの一連の流れで持っていけるとGOOD!

 4です。左手を左後ろ側に振ることにより左後ろへの回転が微妙にかかります。その回転を抑えるようなつもりで左足を右斜め前方に向かって伸ばすのです。瞬間動作でいいですよ。グラブ→えいっ!ってなくらいですね。

 5の動作は、4の姿勢のままだと大変な着地になるので、早め早めにしっかりと戻します。板が瞬間的に進行方向に平行にならない状態になるので、最初はちょっと怖いですけど慣れれば大したことではありません。伸ばしたヒザを胸元まで引き付け直せばちゃんと戻ってくれるはずです。用はこの戻しさえしっかりすれば全然問題なっしんぐです。

 6の着地は大抵のストレートジャンプと同じです。ヒザを軟らかくショックを吸収しましょう。

 さて、やってみて判ったと思うのですが、左足、きれいに伸ばせましたか? 正直言ってあんまり上手く伸ばせなかったのではないかと思います。もちろん慣れればもっと伸ばせるようにはなるのですが、手足と体の構造から、きっちりとは伸びないんです、この形では。そこで前半で説明したアラウンドが出てきます。

 右ヒザの外側からするインディグラブは、最初は慣れないとすごくグラブしにくいと思うんです。私も右腕の内側をバンッと右ヒザに叩きつけるようにして巻き込んでいます。でも、左足を伸ばすという動作を考えた時、アラウンドの場合はテールグラブノーズボーンと同じような感覚で伸ばせるんです。板を持っている位置が多少違うだけという感じですね。そしてアラウンドの場合は板を斜めではなく真正面に向けたまま伸ばすこともきれいに出来ます。やることはアンダーと大して変わりません。一番最初のインディグラブのしかただけが違うだけです。やってみると判るのですが、グラブさえ出来ればびっくりする位、簡単に足が伸ばせるでしょう。

 ここで言っておきたいのは、どちらが簡単か?どちらが上かというものはないということです。自分の気に入ったほうをやるのが一番無難だと思いますよ。私個人の意見としてはアンダーの方が好きですね。

 慣れてくると、手の位置や伸ばし方など、自分のやりやすい形が出てくると思います。決まった形はありません。自分なりのスタイルを出しましょうね。

 次回予告:メランコリー(melancholy)


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