第7回インディ(Indy)(右手でトゥエッジ側のグラブ)

 ベーシックエアに慣れてきましたか? え?もう余裕? わかりました! それではグラブをしてみましょう。

 グラブトリックを始める前に、軽く『基本の4グラブ』を覚えましょう。『インディ』『ミュート』『メロン』『ステールフィッシュ』です。基本グラブは、『必ず両足の間のエッジをつかむ』ようにしましょう。例外の数種類を除いて、ほぼ全てのグラブは両足の間です。インディは、右手でトゥエッジ側のグラブ。ミュートは、左手でトゥエッジ側。メロンは、左手でヒールエッジ側。ステールフィッシュは、右手でヒールエッジ側です。詳しくは、トリック一覧を参照して下さい。

 さて最初は、インディです。全てのグラブトリックはここから始まると言っていいほど基本的なグラブです。ただ、『基本の中に奥義あり』という格言があるとおり、完璧なスタイルを出そうと思うととても難しいです。でも慣れてしまうと、どこもグラブしないベーシックエアより安定するようになります。元々グラブトリックというのは安定するために生み出されたものですからね。

 では、飛びます。インディです。スピードを出さずに行きましょう。(説明はスタンダード(レギュラー)の場合です。グーフィーの方は、左右を置き換えて読んで下さい)

  1. 力を抜いてしゃがみ込みます。
  2. リップにあと1メートル位でオーリーします。
  3. 足を胸元まで引き付け、同時に右手でトゥエッジ側の両足の間をグラブします。
  4. 手を離し、力を抜いて足を伸ばします。
  5. 着地(両足同時)。

 1、2の動作は、ベーシックエアとほぼ変わりません。上半身を曲げるのではなく、腰の位置を低くしてしっかりと力をためましょう。

 3のポイントは、『決して板をつかみにいってはいけない』ことです。え? どうやってクラブするんだ? そこがポイントで、板をつかみにいくのではなく、板のほうをつかめるところまで引き付けるのです。右手を下にさげたら、そこに板があったってって感じですね。板をつかみにいこうとすると、どうしても前傾姿勢になりトゥエッジ側に重心がかかってしまいます。また頭が下を向くと、やっぱり前傾姿勢になりやすいです。視線はあくまで進行方向に。そして肝心なのが、左手を大きく後ろに伸ばすことです。いくらグラブが完璧でも、左手が決まっていないとCOOLには見えません。グラブよりもこっちの方が重要といっても過言ではありません。

 3〜4の時間が長ければ長いほど、トリックはかっこよく見えます。グラブしてる時間が長いですからね。ただ、あまり粘りすぎると自分の右手を雪面とエッジに挟んでしまい、最悪、仁義なき人々の仲間入りをしてしまいます(^^;) 最初は『触った』と思った瞬間にすぐ手を離すくらいでちょうどいいでしょう。

 5の着地はベーシックと同じです。できるだけ軟らかくショックを吸収しましょう。

 流れとして、グラブするタイミングが判らないというのが最初のころの課題です。ジャンプして、慌ててグラブしにいって、バランスを崩すというのがよくあるパターンだと思います。そこで、私が心がけている方法を紹介しましょう。

 1の動作のとき、左手をトゥエッジ側の両足の間に置く、つまりミュートの姿勢になります。そして2の瞬間、抜け出すと同時に上半身を左に振り、インディの姿勢になり、足を引き付けます。するとどうでしょう。左手が大きくヒールエッジ側に伸び、体が正面を向いて胸を張った姿勢になり、右手の位置には板があるじゃないですか。私のインディがカッコイイといわれる所以のポーズです。そして手を離したら、またミュートの姿勢になろうと上半身を右に戻します。ただ、あんまり思いっきり上半身を振ると、回転系のトリックが出来てしまいます(それはそれですごいんですけど(^^;))。感覚としては上半身は右から左に回すのではなく、右上から下を通って左上に回す、つまりゴルフのスイングのような動作をしてる感じですね。

 もう最初は、これでもかってくらいこの技をやりこんで下さい。何も考えずにジャンプしたら、この技が自然に出るというくらいがベストです。

 次回予告:メロン(Melon)


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