第5回ワンメイクを始めよう(キッカーの作り方)

 さて、いよいよワンメイクです。グラウンドトリックは大体出来るようになりましたか? この回では、それらのことをきれいに忘れて、キッカー作りを覚えましょう。

 「そんなの、キッカーがあるところでやればいい」という方もいらっしゃると思います。でも、ゲレンデによって大きさも形も違うため、自分の技がどうしてうまくいかないのかわからないままチャレンジしたり、自分のレベルに合わないキッカーで怪我をしてもつまらないでしょう。

 では、キッカー作りの解説に入ります。

  1. まず、人のいないところを探しましょう。
  2. 次に、斜面〜フラット〜斜面というポイントを探します。
  3. 仲間で集まって、めいっぱい雪を集めます。
  4. 固めて、完成。

 1のポイントは、周りに滑っている人がいると危ないからです。安全第一でいきましょう。

 2のポイントは、滑る所(斜面)〜キッカーの場所(フラット)〜着地の場所(斜面)と言い換えてもいいです。要するに、斜面から滑り出さないと滑れません(当たり前ですね)。キッカーが斜面にあると体勢を作る余裕がないので、滑って来てなだらかになった位にキッカーがあると余裕があるのです。そして着地面は平らな方が楽だと思うかもしれませんが、大きな間違いです。平らな所に物を落とすと、物自体に全付加(重力と自重)がかかってしまいます。しかしそれが斜面だと、転がろうとする進行方向に力が逃げるので、物自体にあまり負荷はかからないのです。失敗して頭から落ちることもありますので、着地が平らな所は絶対やめましょう。

 3のポイントは、とにかくみんなで一気にやることです。役割分担として、雪を集める人、キッカーに積む人、整える人ってとこですね。ボードをスコップ代わりに使ってもいいですが、できれば折りたたみの出来るマイスコップがほしいところです。

 全体のポイントとして、キッカーを作る場所が決まったら、ボードで堤防を作り、その高さまで雪を積んだら、その上にまたボードを積んで・・・と繰り返します。簡単に5m級が出来ると思います。

 ではここで、安全なキッカーのポイントを覚えておきましょう。

  1. 着地面が新雪、深雪あるいはできるだけ柔らかいこと。
  2. 抜け出しが、出来るだけ水平なこと。
  3. リップの形が自分のやろうとする技に合っていること。
  4. 十分な横幅(ボードを横にしてもはみ出ない位)があること。
  5. 見ても、怖くないこと。(自分のレベルに合っていること)

 やっぱり、何があるのかわかりませんので、新雪をお勧めします、が、そうそうあるものでもないので、できるだけ柔らかいところを探しましょう。

 3について解説すると、縦回転系をやるのであれば、できればしゃくれていたほうがいいです。ぽんっと弾かれるように回転に入りやすいからです。逆にベーシックグラブや横回転系であれば、水平のほうがいいです。オーリーもあまり必要なく、バランスを取りやすいですからね。

 重要なのが5で、見るからに高すぎて怖かったりしたら、びびっちゃって失敗してしまいます。目安としては、初めての人がボード一枚分(もちろん、幅ですよ。40cm位です)の高さ。これで大体1〜2m級(飛距離)になります。縦回転ですと、ボード3枚分(5〜8m級、1m以上の高さ)は必要です。無理をせず徐々に高くしていきましょう。

 次回予告:ベーシックエア(Basic Air)


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