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2005 年 04 月 21 日(木)

 私という一個人は、私の人生というロールプレイングの主人公です。その私を中心に世界では色々な事が起こり、私に関係の無いもの、非常に関係するもの、様々なイベントにより私という人間は成長または後退していくのです。決まったエンディングは無く、それ故にハッピーエンドかどうかも全く判りません。そもそもエンディングがあるかどうかさえ判っていません。

 既に私の人生は以前に私自身が思い描いていたモノとは全く別方向に進み、既に中盤に差し掛かっているというのに、ゲームなどの仮想世界とは違ってやり直しは出来ません。残念な事に既に失敗と自分でも判っており、既に壊れてしまっていると言えます。その現在という結果を招いたのは他でもない私自身の過去の様々な選択であり、決して誰のせいでもありません。どうしてこうなってしまったのかは浅はかな私の思慮では全く判りません。ただひとつ判っている事は、取り返しのつかない今という現状に、ただ独り取り残されてしまったという事だけです。私が神を信仰していたら、神を呪っていた事でしょう。それ故に発狂しないだけまだマシなのかもしれませんが、考える事によって浮かぶのは絶望の二文字だけです。

 目指していたのはメギドの丘を生き永らえることでも自己満足における世界の掌握でもなく、ささやかな幸せひとつだったはずです。片手で足りる程の理解者と、たった一人の伴侶と、それらを取り囲む小さな平和が欲しかっただけです。そのためだけに全てを費やして生きてきたはずなのに、手元に残ったのは僅かばかりの金と、ドミノより揺らぐ安定と、意味の無い肩書きだけでした。今この世界に取り残された私は、これから何を目的として生きていくのでしょうか。生きている意味さえ今は本当に判りません。

 困った事に年輪を重ねたために怒りと暴走を忘れてしまった私は、全てに対して自暴自棄になる事も、全てを捨てて現実逃避する事も出来なくなっている事に気付いてしまいました。叫ぶ事も出来ない無気力な自分は理想の人間像からは掛け離れています。トリガを憎む事も出来ず、ここから逃げ出す事も出来ず、壁に八つ当たりする事すら出来ず、つまらない人間に成り下がってしまったものです。今までの私がしてきた事といえば、何人もの他人を不幸にした事くらいです。これからも他人を不幸にするためだけに繰り返さなければいけないこの無意味なロールプレイングを、私はいつまで続けなければならないのでしょうか。やりたい事をやりたいようにやってきたツケを払う時が来たという事でしょうか。

 私が思うに、今ある全てのしがらみを捨て去り、全てを白紙にする事を、私を取り囲む世界は許してくれるでしょうか?


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