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2002 年 03 月 30 日(土)

 私が求めていたものはこんなことではなかったんです。掬っては指の隙間から零れる水のように、持っておくことができませんでした。無地にも無地という模様があるのを誰が知っているでしょう。

 昼行灯とは、役に立たないものの形容詞のようです。本当にそうでしょうか。燃えているものがあるのに、誰も気付いてくれないだけなのではないでしょうか。夢や希望を持ったことのない人なんているでしょうか。誰かが気付いてあげれば素晴らしい炎を見ることが出来るかもしれません。ただ永遠に燃える燃料はないように、炎に形がないように、人の心も変わっていくだけなのかもしれません。

 私が思うに、深淵は垣間見てはいけなかったのでしょうか。


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