第8回 リーンエア(lean air)

 基本のインディはもう完璧ですね。では、次のグラブに進みましょう。

 今回はリーンエアなのですが、ここで少々、トリック名称について説明とウンチクがあります。どうでもいいという方は、4段落飛ばして下さい。

 ワンメイクはようやく近年になって格段に知名度が上がり、トリックも多彩になりライダーの技術も考えられないほど進歩しました。しかし未だ歴史が浅く、用語やトリック名称等についても統率が取れていないのが現状です(2001年3月1日現在)。「フェイキートゥ(FAKEY TO)」も最近では「スイッチ(SWITCH)」と呼ばれ、大会や人、またパイプやビッグエアによって様々な呼称になっています。

 さて本題ですが、元々リーンエアはスケートボードのランページから持ち込まれたトリックで、方向性からするとハーフパイプのトリックになります。またメランコリーも前足を伸ばさずともメランコリーと呼ばれるようになり、この二つのトリックの明確な区別化が今は出来ないのが現状です。最近多い呼ばれ方としては、これから解説するトリックはメランコリーに近いものなのでしょうが、元々の呼ばれ方からこのサイトではリーンエアと呼称することにします。

 予め断っておきますが、これからのこの業界の流れ、JSBAやオリンピック協会の明確な規定、宣言などがあれば、このサイトも随時それに従う形にしていこうと考えていますが、プロになるわけでなければ、トリックの名称は何でもいいのだと私は考えています。問題は技の名前ではなく、如何にCOOLに見えるかではないでしょうか。

 これらについての意見、質問、情報等がありましたら、私宛にメールを送りつけて頂くか、掲示板(BBS)に書き込んで頂ければ幸いです。

 前置きが長くなりましたが、技の解説に入らせて頂きます。最初はスピードを出さずに行きましょう。(説明はスタンダード(レギュラー)の場合です。グーフィーの方は、左右を置き換えて読んで下さい)

  1. 力を抜いてしゃがみ込みます。
  2. リップにあと1メートル位でオーリーします。
  3. 足を胸元まで引き付け、左手でヒールエッジ側の両足の間をグラブします。同時に、右手を右斜め前あたりにまっすぐ伸ばします。
  4. 手を離し、力を抜いて足を伸ばします。
  5. 着地(両足同時)。

 1、2の動作は、ベーシックエアとほぼ変わりません。上半身を曲げるのではなく、腰の位置を低くしてしっかりと力をためましょう。

 3のポイントとして、上半身をしっかりと正面(谷側)に向けることです。上半身だけ少しヒネるような体勢になりますね。きちんと正面を向けていれば、足を引き付けたときに左手を下ろすと、そこにボードがあるはずです。後ろ足をボーン(伸ばす)気味にすると板が垂直に近くなり、より一層COOLになりますが、バランスを崩しやすいので慣れてきてからにしましょう。そしてやはり肝心なのは、右手を大きく伸ばすことです。右手が決まっていると、技は一層COOLに見えるものです。

 5の着地はベーシックと同じです。ただ後ろをグラブしに行くため、滞空時間が短いと多少トゥエッジ気味になりますが、ヒザでしっかりとショックを吸収すれば問題ないと思います。

 ではまた、私が心がけている方法を紹介しておきます。

 1の動作のとき、左手をトゥエッジ側の両足の間に置く、つまりミュートグラブの姿勢になります。そして2の瞬間、抜け出すと同時に上半身を左に振り、同時に下半身を(後ろ足を)右後ろに蹴り出します。自然と体は正面を向いてくれるはずです。リップを抜けた瞬間は左足の引き付けに重点を置いて、左ヒザが胸の真中に当たる位がいいと思います。ただ、思い切りやりすぎると自分の顔面にニーキックを食らわせることになりますので、顔は正面を向いて、決してグラブするところを見に行かないで下さい。上半身をヒネる感覚としては、普段、靴を履くときに左のかかとに靴べらを突っ込む、というような動作をしてる感じですね。やってることはインディとほとんど変わりません。インディが完璧なら、初トライでも楽勝だと思います。

 この技は、今後、多方向に発展します。左足を伸ばせばメランコリー、そのまま反ればメソッドといった具合ですね。ですからスッと自然にグラブしに行けるようにがんばって下さい。

 次回予告:ミュートグラブ(mute-grab)

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